チェンマイの北西にパーイ(pai)という小さな町がある。チェンマイのチャンプアック・バスターミナルから白骨街道経由でメーホンソーンへ行く途中の町で、バスはこの町で休憩するのが常だった。町自体は小さくて、近くに温泉と少数民族の村があり、15年ほど前はゲストハウスも数軒あるだけだった。それが小さな空港が出来、チェンマイ空港からSGA航空のセスナ機でパーイ空港へ不定期便が飛ぶようになって急速に発展した。元々この町はチンホーと呼ばれるムスリム系中国人によって築かれた。チンホーのチンは中国を指し、ホーは「回」と書き中国の回族を意味する。チェンマイのナイトバザールも元はチンホーが始めたマーケットだそうである。そう言えば、チェンラーイ県のドイ・メーサロンにもイスラム教会が中心部に建っている。パーイの町が急速に発展してパーイのイスラム教徒は大儲け。土地の値段が数十倍に値上がりしたところもあるらしく、パーイはちょっとしたバブル景気に沸いているらしい。
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by thaimusic
| 2011-01-06 00:48